- キャンプの一般的なスケジュールが知りたい
- キャンプの時間を無駄なく楽しみたい
- キャンプをゆっくり過ごしたい
有料のキャンプ場ではチェックインとチェックアウトの時間が決められており、限られた時間の中でいかに効率よく準備して楽しめるかが重要です。無駄にできる時間は1分もありません。キャンプをスケジュール立てして効率よく、無駄なく楽しみたいと思っている家族が多いのです。
これまでの経験から失敗しないキャンプスケジュールを考えましたので参考にしてみてください
結論、キャンプ前日までに準備できることは済ませておけば、当日は時間も気持ちも余裕が生まれ楽しいキャンプライフになるでしょう。当日に慌てないために計画的に準備を進めてください。
1泊2日のキャンプは忙しい
予約が必要なキャンプ場でのキャンプは時間に縛りがあり、何かとバタバタします。キャンプ場に到着したらテントを設営してキャンプ飯や焚き火の準備、キャンプ飯を堪能したらお風呂に入って就寝。翌日は朝食を食べたと思ったら撤収の準備に追われます。
常にバタバタするものなのですが、計画的に効率よくキャンプができれば余裕を持って楽しむことができます。
2泊3日だとテントの設営も撤収もしない日が1日作れるのでかなり余裕を持って楽しめました
キャンプ場のチェクインとチェックアウトの時間
有料のキャンプ場を利用する場合はチェックインとチェックアウトの時間が決まっています。
チェックインとチェックアウトの時間はキャンプ場によってバラバラで、場所によっては15時~翌9時などかなり制限されるキャンプ場もあります。これら限られた時間の中でキャンプを満喫したいならある程度スケジュール感を持って行動する必要があります。
無料のキャンプ場や公園などは時間の制限がないことがほとんどなのでシビアに考えなくてもかまいません。しかし、そういった場所は設備が整っていないためキャンプ初心者には不向きなのでおすすめできません。
がっちり時間を固めて行動すると仕事や学校みたいで楽しめないので、イメージだけ持っておくようにしましょう
初めてのキャンプはできるだけキャンプ場での滞在時間が長い場所を予約しましょう。時間に余裕がなければ楽しいはずのキャンプが時間に追われるだけのセカセカしたキャンプになり、楽しくありません。
こんなキャンプ場を想定してスケジュールします
これから紹介するスケジュールはこんなキャンプ場を利用することを想定しています。
温泉があるキャンプ場は少ないので今回は温泉の代わりにシャワー室があるキャンプ場を想定しています。シャワー室があるキャンプ場は多い印象です。
キャンプのスケジュール表
少し細かくタイムスケジュール表を組みました。ご覧いただいたらわかるように、事前の準備に時間がかかります。チェックインとチェックアウトの時間に余裕があるキャンプ場を予約しても、キャンプ場で遊べる時間は3時間あれば良い方です。キャンプ場で何を楽しみたいかによってスケジュールは変わります。
日にち | 時間 | 内容 |
14日(木) | 19時 | 仕事帰宅後、持ち物リスト作成、自宅内でできる範囲の荷物の準備※テントなども出しておく |
15日(金) | 19時 | 車に荷物を積み込む |
20時 | 食材とドリンクの買い出し | |
21時 | 自宅で夕食&風呂&洗濯 | |
22時 | キャンプ当日の食べる食材のカット | |
24時 | 就寝 | |
16日(土) | 8時 | 起床して朝食 |
9時 | 食材とドリンク類をクーラーボックスに入れて積み込む | |
10時 | 出発 | |
12時 | キャンプ場到着&受付&準備開始&昼食(弁当やパンなど簡単に) | |
14時 | テント設営など準備完了してキャンプ場で遊ぶ | |
17時 | 焚き火の準備 | |
18時 | キャンプ飯の準備と夕食 | |
20時 | キャンプ場内でシャワー | |
21時 | 大人のまったりタイム | |
22時 | 消灯してテント内へ | |
23時 | 就寝 | |
17日(日) | 7時 | 起床して朝食準備 |
8時 | 朝食 | |
9時 | 片付け&少し遊ぶ | |
11時 | チェックアウト&帰宅 | |
13時 | 自宅に到着して片付け | |
15時 | テントを干すなど片付け完了 |
アーリーチェックインやアーリーチェックアウトという、チェックインを早くしてチェックアウトを遅らせるシステムがあればスケジュールに余裕が出ます。
14日(木)
キャンプの前々日は早めに済ませれる準備だけ先に終わらせます。
19時
18時に仕事を終え帰宅が19時と仮定。帰宅後、持ち物リストをボールペンで作成します。テントやテーブルなど大きな道具からタオルやウェットティッシュのような小物まで、必要な準備物は全て書き出します。家の中にある道具はリビングや玄関付近にまとめて準備しておくと、翌日の準備は車への積み込みだけで、楽になります。庭の倉庫に入れているテントやテーブルなど大きな道具は玄関付近に出すか、この時点で車に積み込んでもかまいません。
出して一つの場所に固めたら作成した持ち物リストにチェックを入れていきましょう。チェックする筆記用具は鉛筆かシャーペンです。次回のキャンプでも持ち物リストを使うため、全ての準備が揃った時点でチェックを消して再利用します。
道具を箱に入れる場合はスペースの無駄が発生しないように上手く入れてください。服など形が変形する柔らかいものはカバンに入れるなどして、トランクの少しの隙間でも入れられるようにしておくと積み込に余裕ができます
箱やコンテナボックスに入れるのは小物だけにしてほかの道具はそのまま積み込みます
時間に余裕があればこの時点でGoogleストリートビューなどでどんな道を走るのか確認しておきましょう。道のりは車のナビをセットすれば事前にわかりますね。山キャンプではクネクネ道が多いことがあり、酔い止めの準備も必要になる場合があります。キャンプ当日に車酔いしたらキャンプのテンションががた落ちです。
15日(金)
キャンプ前日は買い出しを済ませ、荷物を車に積み込み、食材を切っておきます。当日はクーラーボックスを積み込んだら出発できるという状態にしておきます。
19時
仕事から帰宅後、前日に出しておいた着替えなどの荷物を、外が真っ暗になる前に積み込みます。季節によってはすでに暗い時間なので、できるだけ明るい場所で積み込みましょう。前日の準備が完璧ならこの時点で忘れ物はありません。前日の持ち物リストの精度が重要になります。ひたすら積み込むことに専念しましょう。
キャンプ当日に積み込むのはクーラーボックスだけの状態にします。もちろん食材も全て当日クーラーボックスに入れます。当日の準備はクーラーボックスだけという状態がベストです。
車への積み込みはテトリス状態です。キャンプ道具はテントやシュラフ、テーブル、チェアなどサイズが大きな道具が多いためワンボックスでもパンパンになります。もちろんリアガラスから後ろを見ることはできません。このテトリスが重要で、隙間だらけにしてしまうと全ての道具が積めない可能性があります。
ワンボックスカーの場合はテントやテーブルなど隙間程度のスペースでは入らない大きな道具はトランクの前の方に固めましょう
大きな道具を2列目のすぐ後ろ、小物類をトランクのドア側に配置すると上手く積み込めます
トランクを前と後ろに分けるイメージです。翌日のクーラーボックスを積み込むスペースを開けておくのがベストですが、難しい場合はとりあえず柔らかいものをトランクの扉側に積んでおいて、クーラーボックスを入れるタイミングで少しだしてから、クーラーボックスの上に乗せます。
道中で買い出ししてクーラーボックスを開ける予定がある場合はすぐにふたが開く状態にしておきましょう。どちらにせよクーラーボックスはトランクの扉側か2列目の足元になります。子供が幼児など座席に座っても足が地面に着かない場合は足元に置くこともあります。
我が家は子供が幼児なので2列目の足元にクーラーボックスや虫よけ、飯ごうなど小物を置いて無駄のないスペース配分にしています。
キャンプに慣れてくるとどこに何を配置するかを覚えるようになります。それまでは試行錯誤して一番良い位置を決めていきましょう。
20時
食材とドリンクの買い出しに出ます。この時点で全ての買い物を終えておきましょう。当日に買う必要がある道具は必ずメモに残しておきましょう。
炭や薪はスーパーで販売していないことが多いので当日ホームセンターに寄ることもあります
2列目の真ん中足元などに段ボールが置けるスペースを確保しておきましょう
21時
食材やドリンクの買い出しを終えたら夕食やお風呂を済ませていつでも寝られる準備をします。食材をカットする前に風呂に入る理由は、パパが食材をカットしているうちにママは洗濯ができるからです。洗濯を翌日の朝にするとかなりバタバタします。洗濯はキャンプ前日に済ませておきましょう。
22時
パパは食材をカットし、ママは洗濯をします。
23時
すべての準備が終わり就寝です。初めてのテント泊の場合はなかなか熟睡できない可能性があります。翌日のキャンプに備えて早めに睡眠しましょう。
16日(土)
キャンプ当日はキャンプ場のチェックインの時間までには到着しておきましょう。
8時
起床して朝ご飯の準備をします。
9時
パワーを蓄えるためにしっかりと朝食を食べます。食べて終わると前日にカットした食材や肉、ドリンク類、保冷剤をクーラーボックスに入れます。
10時
車のナビをセットしてキャンプ場に向けて出発します。途中でトレイ休憩をはさむ可能性も考えて早めに出発しましょう。12時にチェックインなので12時前には到着して受付で並ぶくらいの気持ちをもちましょう。有名で人気が高いキャンプ場は受付けで10分以上並ぶことがあります。早めに到着して損はありません。
12時
受付でチェックインが完了したら指定されたサイトに車で向います。サイト隣に駐車して荷物を降ろしていきます。サイトに到着したら軽く昼食を食べるためテーブルとチェアを出したいところですが、奥に積み込んでいるのですぐには出せません。トランクを開けて手前にある荷物から降ろすことになるので、事前にビニールシートなどを準備しておいて地面に敷き、その上に荷物を降ろしていくと荷物が汚れずにすみます。
テーブルとチェアを出したらママと子供は昼食です。パパは一人でもできる範囲でテントの設営や準備を進めます。家族用の大型2ルームテントの場合は2人で立ち上げた方がテントに負担がかかりません。立ち上げるタイミングではママに手伝ってもらいましょう。その他は一人でも大丈夫です。
パパは準備の合間で昼食を食べます。
もっしりの場合は昼食の時間がもったいないのでいつも昼食抜きで準備しています
テントの設営方法が知りたい方は下の記事で紹介していますので合わせてご覧ください。
14時
準備が完了したら夕食までの時間はフリータイムです。3時間くらいは遊べます。大自然を感じながらキャンプでしかできない遊びを満喫しましょう。この時間が唯一ゆっくり時間を取って遊べます。
17時
暗くなる前に焚き火の準備をします。子供と一緒に火口を探したり、焚き付けたりと火育を楽しみましょう。
焚き火のやり方が知りたい方は下の記事で紹介しています。
子供に火育させたい方は下の記事でやり方を紹介しています。
焚き火に必要な準備物は下の記事内で紹介しています。
18時
キャンプ飯の準備と夕食を楽しみます。BBQコンロや焚き火台を使ってバーベキューを楽しむも良し、簡単に済ますも良しです。キャンプに慣れないうちは手の込んだキャンプ飯は控えるようにしましょう。キャンプ飯に時間をかけるとその分後のスケジュールが押してしまいます。
20時
キャンプ場に設備されているシャワー室で疲れを癒します。キャンプ場に浴室や温泉が設備されている場合はぜひ活用してください。キャンプではかなり体力を消耗します。可能なら温泉など浴槽に浸かり身体を休ませてください。キャンプ場から車で10分くらい走れば温泉がある場合がありますので、事前に調べてみてください。
21時
大人はお酒でも飲みながらマッタリタイムに入ります。子供が小さい場合はこのくらいで就寝します。子供もかなり疲れています。テンションが上がってなかなか寝てくれないかもしれませんが、可能なら睡眠してもらいましょう。
22時
キャンプ場の消灯時間です。サイトなど全ての照明が消灯します。焚き火を終了してテントの中に入りましょう。このまま就寝しても良いですし、お酒を楽しんでもかまいません。
23時
大人も初めてのキャンプでかなり疲れます。早めに就寝して翌日に備えましょう。
17日(日)
キャンプの翌日は朝食を食べたら撤収の準備に入りますのでバタバタします。寝坊しないようにアラームをセットしておきましょう。
7時
起床します。起きたら歯を磨いて顔を洗い朝食の準備です。
8時
朝食を食べます。カセットコンロ等の燃焼器具でサンドなど美味しい朝食を作ってみてください。
9時
チェックアウトまであと2時間です。少しづつ片付けを始めます。チェックアウトまでの時間は子供はしっかりと遊ばせてあげましょう。ママは子供に着いて行くことになるので、片付けもパパが頑張ってください。テントの周りで遊ばせる場合はママも片付けに参戦できるかもしれません。状況をみて判断してください。
11時
すべての道具を車に乗せて受付でチェックアウトの手続きをします。キャンプ場によっては手続き不要の場合があります。そのまま帰宅しましょう。
サイトから離れる前に必ずサイトを一周して忘れ物が無いか確認してください。
サイトにペグが落ちていることがよくあります。
13時
自宅に到着したらパパは休む間もなく片付けに追われます。テントは湿気で湿っているため乾かしたり洗ったりして干します。
テントのメンテナンスのやり方については下の記事で紹介しています。
15時
片付け終了です。テントを干した場合は後で片づけることになりますが一旦は片付け終了です。パパママ、お疲れ様でした!
キャンプのスケジュールで重要なポイント
キャンプのスケジュールで重要なポイントだけ紹介していきます。これは必ず押さえておいてください。
事前の準備を制する者はキャンプを制する
キャンプはいかに事前に道具や着替えなどの準備をしておくかが重要です。キャンプ当日はクーラーボックスの準備だけ終わらせればすぐに出発できるようにしておきましょう。当日になって買い出しや食材カットなどの準備を始めたらキャンプ場に付くのは夕方になると思ってください。食材のカットをキャンプ場でしても結局同じことです。夕方からテントを設営して準備が完了したら、すぐにキャンプ飯の準備に追われます。何をしに行ったのかわからないレベルになります。
キャンプ場までの道のりをある程度把握する
キャンプ場までの道のりで迷わあないために事前にGoogleストリートビューなどでチェックしておきましょう。走り慣れない道のりです。あまり知られていないようなキャンプ場は情報が少なく、住所が車のナビに反映されないことがあります。
チェックインは時間厳守
チェックインの10分くらい前にはキャンプ場に到着するつもりで出発しましょう。チェクインが遅れたらすべてのスケジュールが後ろ倒しになります。限られた時間の中でしっかりと時間を使ってキャンプを満喫してください。
初めてのキャンプ飯は弁当でも良いくらい
初めてのキャンプは分からない事だらけ。何をするにしても時間を取られます。キャンプ当日の昼はカップラーメン、夜はスーパーの弁当などできるだけ簡単に済ませることでキャンプの時間を十分に満喫することができます。キャンプでキャンプ飯を楽しみたいのか、焚き火を楽しみたいのか、子供を自然に触れさせて遊ばせたいのか。優先順位を考えてみると良いですね。
翌日はアラームをして就寝する
翌日の朝はチェックアウトの時間が迫っているためバタバタします。寝坊しないために必ずアラームをして就寝しましょう。寝坊したら最悪です。
キャンプはスケジュール通りにはいかないよ
キャンプでのスケジュールを紹介しましたが、正直なかなかスケジュール通りにはいかないものです。参考程度にご覧いただき、準備の目安にしてください。1泊2日のキャンプでは本当に時間との勝負です。事前に準備できることは済ませて、当日はクーラーボックスを積み込むだけの状態にする。ここを押さえておきましょう!
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