- キャンプ場は虫が多いのかな
- 虫対策の方法が知りたい
- 虫対策のおすすめグッズが知りたい
皆さんは虫が多く発生する季節を知っていますか。11月以降の寒い季節は虫がほとんど現れないため虫に悩まされることなくキャンプが楽しめます。1年の中で家族が活発にキャンプするのは温かくなる春~秋にかけて。この季節は虫問題に頭を悩まします。
体に害がない虫ならまだしも、蜂やアブは刺されると痛く、ブヨ(ブト・ブユ)はかゆいため対策が必要です。
キャンプ場の多くは山など森林にあります。春から秋にかけてのキャンプでは必ず人間に害がある虫が発生すると考え、しっかりと対策してからキャンプを楽しみましょう。
もっしりは毎年アブの襲撃に合います涙
そして毎年刺されます涙
キャンプで見かける虫の種類
キャンプ場で見かける虫は以下のような種類です。
- ガ
- ユスリカ
- 蚊
- ムカデ
- ハエ※経験有
- ブヨ(ブユ・ブト)
- ハチ
- アブ
- その他山特有の虫たち
みのむしなどが木からたら~んとぶら下がっていて顔面パンチをくらうこともあります。ガやユスリカは人間に直接害を与えませんが、夜になるとランタンの光に集まってきて、キャンプ飯にダイブしてくることがあります(笑)
虫嫌いの人からすれば虫は全て人間に害を及ぼすとも言えますね
これらより注意すべき虫は蚊やムカデ、ブヨ、蜂、アブで、人間をかんだり刺したりするので痛みやかゆみが発生します。アブの場合は集団で行動していることが多い印象で、こちらが何もしていなくても奴らは攻撃してきます。攻撃されないためにも虫対策は必須です。
人間に害がある虫の発生時期
- 蜂・・・3月~11月※6月~10月は凶暴化する
- 蚊・・・4月~11月
- アブ・・・6月~9月
- ブユ・・・3月~9月
12月~2月の真冬以外は虫が発生します。春~秋のキャンプは必ず虫対策をしておきましょう。
虫に刺されたりかまれた場合の対処法
- 蜂・・・刺されると激しい痛みを感じ、スズメバチやオオスズメバチに2回以上刺されると最悪の場合はアナフィラキシーショックを起こすこともあるため病院を受診しましょう。同時にポイズンリムーバーで毒を吸い取り、傷口を絞りながらキレイな水で洗い流します。刺されてから30分以内に処置することが重要とされています。
- 蚊・・・自宅の近くでも見かける蚊。水辺では特に発生するため注意しましょう。刺されると膨れてかゆくなります。
- アブやブユ・・・自然が多い山で発生します。皮膚をかみ切って吸血するタイプの虫で、噛まれると痛みや出血を伴います。症状がひどい人は発熱を引き起こします。噛まれたらポイズンリムーバーで毒を抜き、キレイな水で洗い流しましょう。
虫に刺されたりかまれたりするとポイズンリムーバーで毒を抜きとりましょう。ポイズンリムーバーは必須アイテムといえます。ポイズンリムーバーのおすすめは記事の最後に紹介しています。
キャンプは長袖長ズボンが虫対策になる
虫除けのアイテムは多数ありますが、まずは自身が着る服で対策をしましょう。キャンプでの虫対策の基本は長袖長ズボンを着用することです。肌の露出をできるだけ少なくして刺される場所を減らします。
真夏の昼間は長袖長ズボンを着用わけにはいきませんが、朝や夜など虫が活発に活動する時間帯は着用しましょう。通気性の良いタイプや吸湿速乾タイプなら夏でもなんとか着れます。
また、虫除け効果のある服もありますので購入を検討しても良いでしょう。
黒っぽい服を避ける
スズメバチやアシナガバチは黒や茶色など濃い色に攻撃してくる特性があります。長袖長ズボンでも白など薄い明るい色を着用しましょう。また、強い匂いのする柔軟剤や整髪料にも寄ってくるため注意しましょう。明るい色は山などで遭難しても発見されやすくなります。
経験上、劇的に効果があるとは思えませんが、対策の一つと考えておきましょう
照度の高いランタンをテントから離す
蛾やユスリカは照度が高いランタンに集まってきます。人間に害がないとはいえ、キャンプ飯を食べている近くで大量発生されると美味しいキャンプ飯が台無しです。キャンプ飯にダイブされた日にはたまったもんではありません。
キャンプ飯には必ずテントから離れた位置に照度が高いメインランタンを設置して、照度が低めのテーブルランタンを設置しましょう。これで照度が明るいメインランタンに集まっていきますので虫対策になります。
効果抜群なのでぜひ試してみてください
メインランタンやテーブルランタンの選び方やおすすめは別の記事で紹介しています。合わせてご覧ください。
焚き火でヨモギの葉を燃やす
小さい子供に殺虫剤や虫よけスプレーができない場合はヨモギを焚き火で燃やすと虫よけの効果があります。ヨモギの葉にはシネオールという昔防虫剤として使われていた成分が含まれています。夕方以降焚き火を楽しむ時に試してみてください。
メッシュが多いテントを使用する
夏はテント内がかなり熱くなるので、メッシュが多く風通しが良いテントが重宝します。できるだけドアを開けてメッシュにすると虫の侵入を防げます。虫が侵入するのは地面とテントの隙間や入口の開閉時だけですので虫の侵入を防げます。
我が家はColemanのタフスクリーン2ルームハウスを愛用していますが、前室にスカートが付いているのでほとんど虫が侵入することがありません。
Colemanタフスクリーン2ルームハウスのレビュー記事が気になる方はご覧ください。動画もありますので合わせてご覧ください。
虫撃退ランタンは逆効果
特殊な光で虫を呼び寄せて退治する虫取り器がありますが、文字通り、虫が寄ってくるため発生する原因を作っているようなもの。周囲の虫がエンドレスに寄ってくるためおすすめできません。皆さんがしたいことは虫を寄せ付けないことですよね。
虫が少ないキャンプ場を選ぶ
虫が発生する場所は川や池などの水辺や山、牧場が近い場所ですので、これ以外のキャンプ場を選ぶと虫対策になります。山では標高は1,000mを越えると虫が発生しにくいため、夏のキャンプは標高の高い山がおすすめです。標高が100m高くなると地上より0.6度温度が低いと言われています。1,000mだと6度低いことになるため夏でも涼しい夜を過ごせます。
小学生時代は毎年両親と山キャンプしていましたが朝方は肌寒く、トレーナーを着ていたくらいです
周りに木が多いキャンプ場では人間に害がある虫がいると思っておいて間違いありません。また、標高が低くても住宅街にあるようなビギナー向けのキャンプ場なら普段の生活で見かける虫しか発生しないためおすすめです。
結局キャンプでの最強の虫対策は存在しないのか
我が家はこれまで2年間、ソロや家族キャンプをしてきました。家族では主に4月~10月の虫が活発になる時期にキャンプを楽しんでいます。そこで出た結論は…
これまで執筆した虫対策をすれば少しは効果があります。ですが、特にアブはどんな色の服を着ようが襲ってきます。その他の対策があるとすれば身体に虫よけスプレーを吹きかけること、虫に直接殺虫剤を噴射させること、刺された後にポイズンリムーバーで毒を抜くことです。
結局は人間に対策をする必要があるのです。ここからはポイズンリムーバーや虫よけ、殺虫剤のおすすめを紹介していきます。
キャンプの虫対策|ポイズンリムーバーおすすめ3選
ポイズンリムーバーとは毒液や毒針を吸引して抽出する器具のことです。キャンプ場でハチに刺されたり、アブにかまれた場合は医師の手当てを受ける前の応急処置として活用します。
対象になるのは以下の虫です。
- 蜂
- ブヨ
- アブ
- ムカデ
- 蛾
- 蚊
- ゲジ
- 蛇
ポイズンリムーバーを選ぶポイントは以下の通りです。
- レバーが押しやすく片手で使えるか
- 使う場所に調度良いサイズのカップは備わっているか
- 携帯性に優れているか
セーフティライフポイズンリムーバー
片手で持つことができ、吸引カップが3種類付属されている。患部に合わせて使い分けができます。また、止血バンドや専用ケースもあるので持ち運びに便利です。
OHKEY ポイズンリムーバー
楽天の応急手当用品ランキング1位に輝いたポイズンリムーバー。吸引カップが4種類とホイッスルが付いていていざという時も安心。止血帯やかみそりなども付属しています。
ファーストエイドキット ポイズンリムーバー
応急処置キッとで有名なファーストエイドキット。ポイズンリムーバーだけではなく応急処置に必要な様々な道具が一式揃っているのでキャンプではこれが一つあると安心です。ポイズンリムーバーを含め応急キット一式を購入したい人にはおすすめです。
キャンプの虫対策|虫よけおすすめ5選
虫よけとは、害虫がつかないようにすることで、そのしかけや薬を指します。虫よけには一般的にスプレーや蚊取線香などが使われています。
森林香 赤箱(30巻入)
蚊取線香より強力な防虫香です。蚊取線香に比べて厚みがあり、煙を多く出します。森林で仕事をする方が腰にぶら下げて付けているくらい信頼性が高く、我が家でも欠かさず使用しています。蚊やハエ、アブなどに効果があります。
森林香を付けて数分経つと虫が回りに居なくなるのがわかります
虫よけには効果絶大なので森林香は必ず持参しましょう
天然ハッカ油 20ml
ブヨやアブ対策にはハッカ油がおすすめ。ブヨやアブはハッカの臭いが苦手なので効果があります。ハッカはゴミの臭いを抑えるこうかもあるので万能に使えます。
フマキラー 虫よけスプレーやぶ蚊バリア
やぶ蚊バリアは身体ではなく地面や茂みに噴射するタイプの虫よけです。名前の通りテントの周りを一周するように地面に吹きかけてバリアをはるイメージです。蚊やブユに効果があります。効果の持続時間は8時間と長いが、風邪が強い日はこまめにバリアを張り直します。
天使のスキンベープミストプレミアム ミストタイプ200ml
家族キャンプにおすすめな虫よけスプレー。小さい子供から大人まで使えるのが魅力。ベビーソープの香りなので、従来の虫よけスプレーの臭いが苦手な人にもおすすめです。効果の持続時間は6~8時間で、蚊やブユ、アブに効果的です。
サラテクト 虫よけスプレー
虫よけスプレーのド定番はこれ。蚊やブヨ、アブに効果的。注意点はあるものの顔や子供にも使用できる。
キャンプの虫対策|殺虫剤おすすめ3選
殺虫剤とは人間や農作物に害のある虫を殺すために使われる薬剤のこと。虫よけは人間に吹きかけるのに対して殺虫剤は虫に吹きかけます。
アーズジェット
ドラッグストアなどショップによく見かける定番の殺虫剤で虫に直接、もしくは空間に噴射して使います。ハエや蚊に効果があります。
ハチ・アブエアゾール
勢いがよいジェット噴射で虫を退治。ハチやアシナガバチの巣の処理にも使えます。アシナガバチやクマバチ、アブ、ブユに効果的です。直接狙い撃ちして退治します。
アース ハチアブマグナムジェット550ml
我が家が愛用している殺虫剤。我が家は家族全員がアブに襲われやすくキャンプには必ず持参します。ハチやアブに効果的で、バズーカ砲のような持ち方で勢いよく噴射します。ほんの一周でもアブに噴射したら一瞬でアブが地面に落ちます。噴射時間はコンマ1秒でパソコンのキーボードを打つくらい一瞬「シュッ!」と噴射するだけです。
車の中にアブが3匹入ってきましたが「シュッ!」「シュッ!」「シュッ!」と3回直接アブに向かって吹くだけで落ちてきました。これには本当に驚きと感動でした
アブには効果絶大ですので強くおススメします。
春から秋のキャンプでは必ず虫対策をしよう
虫が多い季節でのキャンプはポイズンリムーバーと虫よけスプレー、殺虫剤をセットで持参してもしもの時に備えましょう。キャンプ場によって発生する虫は異なりますが、蚊とハチ、アブは必ず発生すると考え、虫の種類に合った対策をして楽しいキャンプにしてください。
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